ねじ加工に田野井製作所（TANOI）の工具を活用しよう！ 魅力や工具の特徴をご紹介

さくさくで取り扱っている田野井製作所（TANOI）製切削工具

さくさくECでも、田野井製作所のタップを複数取り扱っています。
田野井製作所の製品ごとの特徴は、以下の通りです。

・シームレスタフレット（SL-TF）

正転時は通常の転造タップと同じく被削材の山を盛り上げて加工（タッピング）を行い、逆転時は先端部のサイドエンドミル刃で被削材の山頂部にある割れ（シーム）をトリミングできるタップです。
めねじ山頂のシームを除去することで、ヒゲやバリ、メッキ加工時の液の残留、異物混入、斜め締めといったねじに関するさまざまな問題を解決できます。
また、めねじ内径の仕上がりが一定になるため、下穴曲がりが原因の内径不良解消にも効果的です。

⇒シームレスタフレット（SL-TF）

・ゼロチップタップ（ZC Series）

シャンク部分に切削油を給油するサイドスルー溝を設けた、内部給油式のタップです。止まり穴、貫通穴のどちらにも使用でき、標準品ラインナップも豊富に揃えられています。
センタースルーやコレットスルーといった従来の内部給油方式では解決が難しい、止まり穴の切粉トラブルや貫通穴を加工する際のクーラント効果の低下などを解決に導きます。コンタミ（コンタミネーション、異物混入）問題も解決可能です。

また、優れた切粉排出性や冷却・潤滑効果により、工具寿命の向上や加工の高速化も実現できます。

⇒ゼロチップタップ（ZC Series）

・ダブルタフレット（W-TF）

滑らかな表面と新設計のラジアル形状で、加工トルクの低減や耐久性を向上させた転造タップです。加工速度を倍にしても工具寿命が落ちにくく、リードタイムの短縮と工具の長寿命化を両立しています。
高硬度材（S50C）HRC28を、加工速度20m/minで加工した際は他社製品と比較して1.8倍、40m/minで加工した際は2.3倍の寿命を実現しました。

また、製品の種類が豊富で、さまざまな材質の加工に対応できる点も魅力です。食付き部の長さが1山のタップもラインナップされていて、穴底のぎりぎりまでねじ立てを行うことができます。

⇒ダブルタフレット（W-TF）