豊富な品揃えで幅広い加工に対応可能な 「旋削用ねじ切りチップ」

豊富な品揃えで幅広い加工に対応可能な 「旋削用ねじ切りチップ」

旋盤を使ってねじ切り加工を行う際は、ねじ切り用のチップとチップを保持するホルダが必要になります。ねじ切り加工用のチップやホルダを選定する際は、ねじ山の規格や被削材など、条件に応じて適切な製品を選ぶことが重要です。この記事では、さまざまなねじ山規格や被削材に幅広く対応できる、さくさくの「旋削用ねじ切りチップ」をご紹介します。
旋削加工用のねじ切りチップをお探しの方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

旋削用ねじ切りチップの概要

さくさくが提供している旋削用ねじ切りチップは、全74アイテムです。さまざまなねじ規格に応じて、その都度適したチップを使い分けることができます。

また、チップを取り付けるホルダは、外径用ホルダ2種類、内径用ホルダ6種類の合計8種類を標準在庫として用意しています。いずれのホルダも、被削材が正回転の状態で送り方向が右から左になる際に使用する「右勝手」です。
全長やホルダ角、シャンク径の異なる複数のホルダを使い分ければ、さまざまな加工に対応できます。74種のチップと8種のホルダを適宜組み合わせて、加工条件に適したねじ加工を実現してみてください。

オールマイティに使用できるインサート材質

インサート(チップ)の材質には、高靭性の超硬母材にTiAlN PVDコーティングを組み合わせています。 TiAlNとは、チタニウム(Ti)アルミニウム(Al)ナイトライド(N・窒化物)の略で、チタン系の複合膜のことです。TiAlNは硬さがHV3000程度になる高硬度膜で、800℃を超える耐熱性と耐摩耗性も備えています。
優れた高硬度・耐熱性・耐摩耗によって、一般鋼や合金鋼、ステンレス鋼、鋳鉄と、非常に幅広い被削材に対応できる、オールマイティなインサートとなっています。

さらえ刃付きは幅広い規格に対応

「さらえ刃(さらい刃)」とは、ねじ山頂点の角を取るために付けられた、チップの側刃のことを指します。さらえ刃付きのチップは、ねじ山高さを揃えてバリを発生しにくくするのが特長です。さらえ刃付きチップを活用すれば精度が高いだけでなく、強度面にも優れた強いねじを作ることができます。

ただし、さらえ刃付きチップは、ねじピッチごとの規格に準じて刃先形状が構成されているため、ピッチの異なるねじ加工には使用することはできません。
さくさくでは、さらえ刃付きのアイテムとして、ISOやユニファイ、ウィット、NPT、BSPTなど、幅広い規格のチップを内外径用ともに用意しています。多岐にわたる業界の、さまざまなねじ規格に対応することが可能です。

さらえ刃なしアイテムは11種類用意

さくさくの旋削用ねじ切りチップで、さらえ刃のない商品は55°、60°の2種類です。内外径用で全11アイテムを用意しています。
さらえ刃なしのねじ切りチップは、ねじ山の頂点にバリが発生しやすいです。そのため、仕上げやバリ取りといった最終加工は別工程で行う必要がありますが、ねじ山角度が同一の場合、1つのチップでさまざまなピッチに対応できるメリットも備えています。

各種部品や敷板も完備して使い勝手も良好

ホルダ用の各種部品や、ねじ呼び径とピッチによって変化する、ねじれ角度に対応する敷板も完備しています。ねじ呼び径とは、ねじ山のある外径(直径)のことです。
また、チップ固定用スクリューや敷板用スクリュー、トルクスキーなど、ねじ切り加工に必要な各種部品も在庫完備していて、使い勝手も良好です。

幅広い規格に対応し使い勝手も良い旋削用ねじ切りチップ

さくさくで販売している旋削用ねじ切りチップは、規格ごとにインサートを用意しています。全74アイテムと豊富な種類があり、さまざまなねじ規格の加工に対応可能です。
また、ホルダ用の各種部品や敷板などの部品も完備していて、使い勝手の良さも問題ありません。
ねじ切り加工を行う際には、多種多様な加工に活用できる、さくさくの旋削用ねじ切りチップを、取り入れてみてはいかがでしょうか。

旋削用ねじ切りチップの購入はこちら

旋盤を用いてねじ切り加工を行う際は、ねじ山の規格に適合するチップをそれぞれ用意することが重要です。さまざまな規格のねじ山を加工する必要がある場合は、規格の数だけチップを揃えなければなりません。それらを準備する際は、まとめて1度に導入できることが望ましいでしょう。
さくさくの旋削用ねじ切りチップは幅広い規格に対応しており、強度や耐熱性、耐摩耗性といった性能面でも申し分のない品質を実現しています。さくさくの旋削用ねじ切りチップを加工にご活用いただき、より高品質・高精度なねじ切り加工の実現にお役立てください。
チップごとの詳細の確認や、ご注文の際は以下のページからご参照いただけます。