全10種の先端形状! 加工箇所に合わせて選択できる「バリ取り工具 バール」

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全10種の先端形状! 加工箇所に合わせて選択できる「バリ取り工具 バール」

金属や樹脂などの被削材を切削加工する際に、「バリ」と呼ばれる意図しない大小の凸部が発生することがあります。バリが残ったままだと、製品の加工品質に影響を及ぼすだけでなく、取り扱う人が怪我をする可能性も出てきます。
切削加工の際は、加工品質の向上や作業者の怪我防止といった観点から、バリ取りを行うことが大切です。バリ取りの方法にはいくつか種類がありますが、手作業でバリ取りを行う際に使える工具がバール(ロータリーバー)です。
この記事では、さくさくで販売しているバリ取り工具「バール」の概要や、製品の特長をご紹介します。

バリ取り工具「バール」の概要

バールはヤスリ状の先端を持つ工具です。「ロータリーバー」とも呼ばれ、主に切削工具による加工後に発生したバリを取る用途で使用されます。 アルミダイキャスト製品や鋳鉄(鋳物)製品の加工において発生したバリの除去や、鋼溶接後の形状を整える目的で用いられることも多いです。

さくさくでは、バールのシャンク径サイズは3mmと6mmの2種類をご用意しています。刃径サイズと形状によって、シャンク部は超硬ソリッド品と先端超硬ロウ付け品に分けられます。 また、バールの切れ刃となる超硬部分には高靭性のものを使用しているため、欠け難い点が魅力です。

バールの使用方法

バールは基本的にハンドツール用の先端工具です。エアグラインダなどに装着して、手動で被削材に押し当てて使用します。バリ取り作業だけでなく、重研削や文字の掘り込みといった用途にも使用可能です。

バールは刃の回転によって加工を行うため、強く押し付ける必要はありません。被削材に押し当てる力が加減できない状態で使用すると、工具破損や折損につながる恐れがあります。
バール各部の寸法精度が他の切削工具に比べて緩くなっていることからも、原則として機械設備での使用は避けることをおすすめします。

また、バールを使用した加工時には、細かい切り屑が飛散する点にも注意が必要です。飛散した切り屑が目に入らないよう、最低でも保護メガネを着用したうえで作業を行ってください。
切り屑が皮膚に刺さったり吸い込んだりするのを防ぐための手袋や防塵マスク、切削音対策として防音保護具を着用するのもおすすめです。ただし、布製の手袋は巻き込みの危険性があるため避けましょう。

バールの先端形状について

バールの刃には「カット(刃形状)」と呼ばれる凹凸のパターンが刻まれています。エンドミルのようにカットは捻じれていて、刃の間隔が狭いものや広いものなど、さまざまな種類があります。

他にも、一定方向の刃だけで構成されたシングルカットや、切り屑を細かく分断できるダイヤカット(ダイヤ目)などの種類があり、被削材や加工用途に合わせて選ぶことも可能です。
被削材の材質や加工を行う箇所にもよりますが、一般的にはダイヤカットのバールが使用されるケースが多いです。

先端形状は10種類用意

さくさくでは、バールの先端形状は全10種類ご用意しています。さくさくでお選びいただけるバールの先端形状は以下のとおりです。(2021年8月現在)

【さくさくでご用意しているバールの先端形状】
  • SA(円筒型)
  • SB(先端刃付円筒型)
  • SC(先端円筒型)
  • SD(球型)
  • SE(楕円型)
  • SF(アーチ型)
  • SG(ポイントアーチ型)
  • SK(90°錐型)
  • SL(ラジアステーパ型)
  • SM(円錐型)

加工を行う場所の形状に合わせて、バールの先端形状を10種類の中から柔軟に選択できます。そのため、さまざまな用途に対応が可能です。

さまざまな形状に使えるバリ取り用バール

さくさくでは、全10種類と豊富な先端形状のバールをご用意しています。用途や被削材に合わせて先端形状の異なるバールを使い分ければ、幅広い場所の加工に対応できます。 また、切れ刃部分には高靭性の超硬素材を使用しているので、欠け難く長持ちするのも魅力のひとつです。

エアグラインダといったハンドツール工具でバリ取りなどの加工を行う際は、さくさくのバールを活用してみてください。

バールの購入はこちら

切削工具で加工を行った後は、加工不良や怪我などを防ぐために、加工時に発生したバリなどを除去しなければいけません。バリ取り作業を手動で行う場合は、加工する箇所に適した先端形状を持つバールがあると便利です。
バリ取りを効率的に行うために、さまざまな先端形状を選択でき、欠け難く長持ちするさくさくのバールを用意してみてはいかがでしょうか。
商品ごとの詳細を確認したい方は、以下のページをご参照ください。ご注文いただく場合も、以下から行えます。